国土交通省と経済産業省、エコカー補助金の概要を発表

　閣議決定された平成23年度第4次補正予算案に環境対応者の導入促進（環境性能に優れた新車の購入を補助する「エコカー補助金」）が盛り込まれることになったことから、国土交通省と経済産業省は、エコカー補助金の概要を発表した。一定の要件を満たす乗用車の新車を購入し、1年間使用する者に対して、登録車で10万円、軽自動車で7万円の補助金が交付される。
　なお、実際の制度実施には補正予算案の可決・成立が必要になる。


1.対象
　以下の要件に合致する新車を購入し、1年間使用する者に対して、補助金を交付。


　・乗用車等（登録車等・軽自動車）
　　平成27年度燃費基準達成または平成22年度燃費基準25％超過達成
　　電気自動車・プラグインハイブリッド自動車・天然ガス自動車・燃料電池自動車等
　　　登録車等10万円　　軽自動車7万円
　・重量車（トラック・バス）
　　平成27年度燃費基準達成
　　　小型20万円　　中型40万円　　大型90万円


2.新車の定義
　平成23年12月20日（概算閣議決定日）から平成25年1月31日までに新車新規登録（登録自動車）または新車新規検査届出（軽自動車）された自動車が対象。
　申請締切は平成25年2月28日。ただし、申請受付開始は予算成立後。なお、申請総額が予算額を超過する場合には申請締切前であっても募集を終了。


3.新車の使用期間
　補助金の交付を受けた新車については、新車新規登録日または新車新規検査届出日より1年以上の間、原則として同一の者による使用（車検証上の使用者名義を変更しないこと）が求められる。違反すると補助金を返納。
　なお、事故等により廃車した場合は返納の必要はないが、変更手続書類の提出が必要。




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