国土交通省、ディーゼルクリーン・キャンペーンの成果を発表

2013年02月19日

 国土交通省は、平成24年6月及び10月を重点実施期間としたディーゼルクリーン・キャンペーンの成果を発表した。




【ディーゼルクリーン・キャンペーンの成果の概要】


1.街頭検査結果
 重点実施期間中の街頭検査では、全国で2,115台のディーゼル車について黒煙測定を実施した。その結果、基準値を超える5台の車両に対し、整備命令書の交付を行った。また、硫黄分濃度分析器による燃料に関する検査については、564台実施(特に中部・中国・四国地区においては、当該検査を最重点項目として237台実施)した。その結果、不正軽油(規格外の燃料)を使用していた1台の車両に対し、警告書の交付を行った。


2.迷惑黒煙通報制度結果
 平成14年度より導入した迷惑黒煙の通報制度については、全国の運輸支局に迷惑黒煙相談窓口「黒煙110番」を設置し、一般の方から情報として寄せられた著しく黒い煙を排出している自動車のユーザーに対し、自主点検等の指導を行うというもの。平成24年4月から10月までの間では、全国で24件の通報があり、車両が特定された20件の自動車ユーザーに対してハガキにより自主点検を実施するよう指導を行った。


3.点検整備による黒煙低減効果
 平成24年10月中に整備のために入庫したディーゼル車45,722台について、整備後における黒煙の低減効果を調査したところ、黒煙濃度が10%以上低減した車両が13,532台(全体の30%)あった。点検整備がディーゼル黒煙の低減に効果があることが確認された。


4.エコドライブの普及の促進
 全国で約47万枚のチラシを配布し、エコドライブの周知に努めた。

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