国土交通省、幼児専用車の車両安全性向上のためのガイドラインを公表
2013年03月26日
幼児専用車（園児バス）における幼児の安全な乗車のための車両安全対策について検討を行ってきた国土交通省の車両安全対策検討会が、「幼児専用車の車両安全性向上のためのガイドライン」をとりまとめたことから、国土交通省はガイドラインを公表した。
国土交通省は今後、ガイドラインに基づき、幼児専用車に適した幼児用座席の開発や改良といった具体的な車両の安全対策について、自動車メーカーに対応を要請するなどして幼児専用車の更なる安全性向上に努めるとしている。
【ガイドラインの趣旨】
1.幼児専用車の使用実態も考慮しつつ、新車に対する安全対策について整理・評価し、自動車製作者等が幼児専用車を開発するときの方向性等を示すもの。
2.また、現在幼児専用車に装備される幼児用座席に適した座席ベルトが存在しないことから、本ガイドラインの策定を機に、今後、幼児用座席に適した座席ベルトが開発されることを促すもの。
3.既に使用者が行っている安全運行への様々な対策を考慮し、安全対策を義務付けるのではなく、使用者が安全対策を講じた車両も選択できるようにすることが本ガイドラインの目的。