国土交通省、6月を強化月間として不正改造車を市場から排除へ
2013年05月29日
国土交通省と、自動車検査登録情報協会をはじめとする自動車関係32団体で構成する「不正改造車防止推進協議会」は、関係省庁と連携して、6月を「不正改造車を排除する運動」と「ディーゼルクリーン・キャンペーン」の強化月間として各種対策に取り組む。
暴走行為、過積載などを目的とした不正改造車は、安全を脅かし道路交通の秩序を乱すとともに、排出ガスによる大気汚染、騒音などの環境悪化の要因となっている。また、特に大気汚染への影響が大きいディーゼル車は、使用過程車の排出ガス対策の推進や不正軽油の使用防止が求められている。
強化月間の期間中には、全国で174回の街頭検査が計画されているほか、「不正改造車110番」及び「黒煙110番」を設置し、寄せられた情報に基づいて、不正改造車ユーザーに対して不正改造状態の改善や改修結果の報告を求める。
また、不正改造実施者に対する立入検査により、不正な二次架装の抑止・早期発見と指導を行うとともに、ポスターの掲示やチラシの配布を通じて自動車ユーザーへの啓発を行うとしている。