国土交通省、国連自動車基準調和世界フォーラム第160回会合の結果を発表

2013年06月28日

 国土交通省は、国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラム(WP29)第160回会合の結果を発表した。自動車国際基準の成立及び改正では、水素燃料電池自動車(HFCV)の安全性に関する国際基準が成立したほか、チャイルドシート、ブレーキなどの自動車の装置に関する国際基準について、安全性能向上のための規則改正が提案され、承認された。また、タイヤに関する国際基準の策定に向けた議論が行われ、次回のWP29における成立を目指し、検討を進めていくこととなった。

 国際的な車両型式認証の相互承認制度(IWVTA)では、WP29議長から、2016年3月の創設を目指し検討が進められている国際的な車両型式認証の相互承認制度(IWVTA)の検討状況について紹介があった。その後、IWVTAに必要な基盤整備として2つの作業部会で進められている1958年協定の改正及びIWVTAに関する規則策定について、各作業部会の議長から進捗報告があった。

 また、高度道路交通システム(ITS)の活用に関するガイドラインが採択された。このガイドラインは、日本が英国とともに共同議長を務めるITSに関する専門作業部会において取りまとめた先進安全自動車(ASV)技術の制御などの内容を含んだもの。さらに、このガイドラインは、国連欧州経済委員会道路交通安全作業部会(WP1)にも報告されることになっている。

サイトマップ